マガン
 2008年11月29日(土)から3泊4日で、島根県の宍道湖に撮影に出かけました。狙いは、マガンとコハクチョウの撮影です。2日目の早朝、宍道湖の西側の斐伊川河口に三脚を立てました。日の出のころ、ねぐらを飛び立ったマガンは、この斐伊川河口に集結します。その数は数千羽。小学校6年生の国語の教科書に「大造じいさんとガン」という椋鳩十さんの物語が載っています。大造じいさんは狩人、ガンをしとめようと色々と工夫します。しかし、ガンのリーダ、残雪は大造じいさんの仕掛けをみやぶり、仲間にその危険を教えます。大造じいさんは、今年こそはと小屋をつくり、銃を構え日の出を待ちます。ガンは、群れをなしこちらにやってきます。大造じいさんは、銃の引き金に指をかけます。大造じいさんと残雪との知恵比べの物語ですが、ファインダーを覗きながら、そんなシーンが頭に浮かびました。「まるで大造じいさんとガンの世界だ」とつぶやき、シャッターを静かに切りました。素晴らしい光景を目にしました。斐伊川河口に集結したマガンは、何かの拍子で一斉に飛び立ちます。その時の羽音、どう表現してよいのかわかりませんが、ものすごい音です。心臓がドッキとしました。飛び立ったマガンは、右岸の田んぼに降り立ち、エサをついばみます。マガンの朝食といったところでしょうか。
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